Swiss Hiking 2018
じじばばのスイス2018 サースフェー
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  計画と準備
行動記録
7月  
12   福岡発
13 アローザ ヴァイルスホルン山頂
14 ヘルンリ小屋
15 ラングヴィース
16 スケルディッグ
17 アルプリゼー
18 マイエンフェルト
19 中間駅
20 ヴァイルスホルン→マロン
21     アンデルマット 移動
22 悪魔の橋
23 ゲッシュネンアルプゼー
24 オーバーアルプ湖
25 フォアルプヒュッテ
26 スステンヒュッテ
27 アルバートハイムヒュッテ
28 サースフェー 移動
29 アリラン・レングフルー
30 マットマルク湖
31 ホーサース
8月
1 サースフェー シオン
2 ハンニッグ
3 クロイツボーデン
4 カンデルシュティーク  移動
5 エッシネン湖
6 フルーティゲン
7 セルデン
8 ゲンミ峠
9 チューリッヒ空港

 プロフィール
 
   じじ : 1948年生まれ
 ばば : 1947年生まれ
 生粋の団塊世代。
 ベビーブームの中でもまれて
 たくましく育ったつもり。
 足腰に軋みが来ても気持ちは
 まだまだ青年でいたい
   じじ と ばば なのです。

 

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 過去記録
  
 2008年7月 スイス
 
 スイスで1か月過ごしました。
 この時初めてホームページを立ち
 上げました。私の処女作です。

 
 2014年6月 アメリカ西部
 
  アメリカ西部・グランドサークル
  を1か月間ドライブしました。
  広大さと地球の息吹に感動しま
  した。

 
 2016年7月 フランス スイス
 
 13日かけてツール・ド・モンブラ
  ンを縦走、その後フランスユー
  レイルパスで世界遺産地巡りし
  た記録です。





滞在地の選択
 スイスの滞在は一週間単位で借りる貸し別荘で自炊しながら、が主流。一月なので4ヶ所を選定することになる。
 ヨーロッパの屋根といわれるアルプス山脈とジュラ山脈、迫力ある山並や雄大な氷河、のどかな牧草地、清らかな水をたたえる小川や湖、スイスは九州程の小さな国土ながら、地球の一周よりも長い5万キロ以上のハイキングコースが歩きやすく整備されているという。10年ぶりで2回目のスイス、前回が最も人気なサンモリッツ、グリンデルワルト、ツェルマットを1週間ずつ滞在して感動し、それでもなお心残りを感じながら帰国したのでまた訪れたい気持ちはあったが、今回は場所を変えて、新しいルートを巡ることにした。

 まず候補にあげたのが、10年前、憧れだったスイス滞在のきっかけを作ってくれた鈴木光子著の「スイスロングステイの楽しみ方」の中にあったおすすめリゾートから「アローザ」を選んだ。実はここの夏は穴場なのだそうだ。ここを訪れる観光客の80%はウィンターシーズンがお目当てで、夏には同じ設備を混まずにゆったりと利用できると書いてあった。夏季には宿泊客にロープウェイなどの山岳交通やバス、近郊列車が無料で乗り放題になる「アローザカード」をプレゼント、というのも魅力だった。

 次は、私がスイスのハイキング情報として参考にさせてもらっているNさんのホームページの中で、アンデルマットの滞在がとても多くて、毎年訪れておられるのだから素敵なところに違いないと思い、決めた。10年前、氷河急行で通過したが、あいにく雨だったためあんまり記憶になかった。

 サースフェーは、これも10年前ツッェルマットに滞在しているとき、1日だけ訪れたところである。マーモットに出会ったり、氷河のすぐ横を降りたりと、日帰りだけでは物足りなさを感じていた。4000メートル級の山が連なるミシャベル山群の麓で、「アルプスの真珠」と呼ばれている美しい氷河村。ここもツェルマット同様ガソリン車乗り入れ禁止で空気がきれい。夏にはほとんどの山岳交通とポストバスが無料で乗り放題になるゲストカードがあるのも大きな魅力だった。

 4つ目はカンデルシュテーク。断崖に包まれたエメラルドグリーンのエッシネン湖がとてもきれいとネットで見つけたので、行ってみようと思った。

航空券の購入

 滞在地が決まればできるだけ早く航空券を購入することが大事。スイスに行こうと決めた時からいろんな航空会社のサイトをネットサーフィンして安いチケットの比較をしていた。平常は早く買うほど有利な場合が多いが、時々忽然と安いチケットが現れたりする。こまめにチェックすることがとても大事だ。直行便は楽でいいが、今回はあまりハードな行動はする予定にしてなかったので、経由便で我慢することにした。

 出発予定より半年前の12月14日に、それまでの最安値よりかなりお得な値をキャセイパシフィック航空で見つけた。香港乗り継ぎ5時間入れてチューリッヒ到着まで21時間50分、ウーンちょっとキツイかな?  帰りは香港で4時間の待ち合わせで18時間50分。だけどほかのチケットと比べるとかなり条件が良い。燃油サーチャージ等すべて込みで一人75050円。出発日が7月12日、その日だけがその価格でそれ以外の日は数万円アップになっている。ぐずぐずしていると料金が変わってしまうこともあるので即座に予約購入した。


貸し別荘(アパート)の予約


 さあ、日程が決まったら宿の手配。スイス政府観光局のサイト、ブッキング・コム、airB&B等で探した。探す条件として、駅から近いところ、近くにスーパーがあること、3つ星以上、できれば洗濯機があり、料金が安いところ。10年前は洗濯でとても苦労した。しかし、今回も洗濯機の情報はなかなかうまくいかなかった。

 2年前のフランスではairB&Bを利用した。この、今話題のairB&Bだが、やはりずーっと定着しているスイスの貸し別荘には全く敵わない。4ヶ所ともすべてスイス観光局のサイトからたどって予約した。地図上に候補をマークしながら比較検討したのでかなりの時間を費やした。料金との兼ね合いで条件をどのくらい譲歩するか、大変だけど、これが計画するときの醍醐味でもある。

 アローザとアンデルマットはツーリストオフィスに申し込み、サースフェーとカンデルシュテークは直接オーナーにメールした。質問なども含め数回メールでやり取りし、本来なら必要なデポジットの銀行振り込みも容赦してもらった。オーナーとメール交換しているうちに大体の人柄もわかってくる。こちらもそんなことを頭に入れながら、最高の気配りをしながらである。

 貸し別荘の予約が終了したのが12月20日だった。


鉄道チケットの予約
 10年前は初めてのスイスで、鉄道の旅も楽しみたかったしできるだけ足を延ばして広く観光したかったので、期間中すべての乗り物が乗り放題のスイスパスを購入した。今回はハイキング三昧が主目的だったので、鉄道移動はそれほどしないという事で「ハーフフェアーカード」利用に決めた。スイスの主な鉄道、バス、湖船、主要都市90カ所の市内交通、山岳交通を半額で利用できるパスである。

 このカードは日本で購入できる。「レイルヨーロッパ」で買うと手数料と郵送料がかかるが、「VELTRA」はパスが電子メールで届くので手数料や郵送料が不要。余裕をもってVELTRAで購入するのがおすすめ。
 またハーフフェアーカードは単に鉄道料金が半額になるだけでなく、早割料金(スーパーセーバーチケット)も対象になるので、最大80%オフくらいで購入できることもある。この早割料金は日によっても時間によっても変化する様で、早ければ早いほど安く手に入るようだ。最初はよくわからないでもたもたしていたら、チューリッヒ中央駅からアローザまで10.4フランで買えるところを15.4フランになってしまった。なんとこの区間は80%引きくらいになっていたんだ。

 事前にわかってる経路のチケットの購入内訳
 
 チューリッヒ空港 → チューリッヒ中央駅(通常 6.8フラン → .3.4フラン)
 チューリッヒ中央駅 → アローザ (通常51フラン → 15.4フラン )
 アローザ → アンデルマット (通常60フラン → 19.8フラン)
 アンデルマット → サースフェー (通常55.2フラン → 18フラン)
 サースフェー → カンデルシュテーク (通常43フラン  → 18.4フラン)
 カンデルシュテーク → チューリッヒ空港(通常78フラン → 39フラン)

 これだけでも通常より180フラン安く買えたことになる。ハーフフェアーカードが120フランだから十分元が取れた。それにしてもスイス鉄道の通常料金はびっくりするくらい高い!!。


 失敗したことが一つ。SBB(スイス国鉄)のサイトからチケットの購入をしたが、最初はクレジット決済まで行ってもなかなか最後まで届かず、何回もやり直しているうちにスーパーセーブチケットの料金が徐々に高くなっていった。そして少し時間が経ってから、希望していないチケットがメールで送られてきた。間違って送られたチケットのIDを書いてスイス国鉄とメールでやり取りし、取り消してもらったつもりが、帰国してからクレジットの明細書を見たら取り消されておらず決済されていた。スイス国鉄にメールを送って、取り消してもらったはずだと抗議したが、結局10フランの手数料を取られて残りを返金という事で決着。メールの痕跡は残っていたが、完全な意思疎通は口頭でないとなかなか難しい。

 もう一つ、渡航前のすべての手配はデスクトップのパソコンでやった。視力が弱いので、スマホやタブレットは家ではほとんど使わない。しかし家を出るとそういうわけにもいかないので、スマホやタブレットに必要なアプリをインストールして使用するが、普段使い慣れていないのでパソコンみたいにスムーズにいかない。今回スマホに入れたSBB(スイス国鉄)のアプリでは、現地でのチケット購入が全くできなかった。予約した鉄道チケットや購入したハーフフェアーカードのEチケットの列車内での検札はQRコード読み取りが主流。オフラインでSBBアプリが作動するか不安だったのでプリントアウトして持参したが、オフラインでもきっちり作動。今の時代Eチケットのプリントアウトは必要ないようだ。
持参したもの

 一昨年「ツール・ド・モンブラン」を経験したおかげで、無駄な荷物を極力持って行かない、という思いが私の中に定着し、今回は着替え類を最小限にした。その分現地で補充しにくい食料をできるだけ鞄に詰め込んだ。

・ 着替えは街着(オシャレ着)は一着もなし。くつろぎ用の部屋着一着と下着類、山用衣類だけ。
・ 自炊用(炊飯器、お米(4㎏)、調味料、インスタント食品、真空パック入り食品、乾物、箸、包丁等)
・ 眼鏡型拡大鏡・・・小さい文字の時刻表を見るのに大変役に立った
・ 欧州用シムカード(iphoneで使用)







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